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【おすすめの1冊】バブル:日本迷走の原点(永野健二)

2017.03.23 Thursday 06:00
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バブル [ 永野 健二 ]
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『バブル:日本迷走の原点』

永野健二
新潮社

この本は1980年から1989年のバブル期の日本を題材としたフィクションで、当時は日本の株価は5倍近くにもなったという時代です。

その当時、私は外資系金融機関の最前線で働いていましたが、ここに書かれている内容はとても懐かしく感じることばかりです。たとえば、第1章に出てくる三光汽船は大物の仕手株で、著者の永野健二さんはこの三光汽船がジャパンラインを買収したところがバブルの始まりだったと書かれています。

そしてこれからの未来予測のヒントになるキーワードのひとつに「プラザ合意」があります。当時、アメリカは財政赤字が拡大し、貿易赤字も累積していたので、通貨を切り下げることで乗り切ろうとしたのです。

今後アメリカのトランプ政権が為替に関して積極的に意見を出すようになった場合、プラザ合意当時、ドルを中心とした世界の為替がどう変化していったのかということを考えると、将来どのようなことが起こるのかというイマジネーションが湧いてくるかもしれません。この本の中ではそのプラザ合意についても詳しく書かれていますので、その当時を知らない人にとっても、その当時のことを振り返りたい人にとっても参考になるはずです。

トランプ政権の政策が実行に移されるならば、近い将来、アメリカに80年代の日本と同じようなバブルが到来するでしょう。その時、この書籍に書かれているような内容がアメリカで起こる可能性が高いと言えます。これからアメリカ、そして日本など周りの国に起こるであろう出来事を予測する上で読んでおくべき1冊です。



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